地上波を見ないライフスタイルが広がる中で、ネット動画専用の「チューナーレステレビ」が注目を集めています。従来のテレビと違い、受信料不要で価格もお手頃。この記事では、チューナーレステレビの特徴と、自分にぴったりの一台を見つけるための選び方、おすすめ製品をご紹介します。
チューナーレステレビとは
地上波やBS・CS放送などを受信するための「テレビチューナー」を搭載していないテレビのことを指します。主にYouTubeやNetflixなど、インターネットを通じた動画配信サービスの視聴に特化しているのが特徴です。2019年にドン・キホーテが販売を開始してから注目が高まり、現在では多くのメーカーが手頃な価格で販売しています。
NHKの受信契約に関しても、放送法64条では「受信できる設備があること」が契約の前提条件とされています。そのため、チューナーを持たないチューナーレステレビは原則として受信料の支払い義務がありません。インターネット環境さえ整っていれば、コンセントに接続するだけで気軽に使用できるのも大きな魅力です。
選び方
ここでは、用途や重視したい性能に応じた選び方のポイントを詳しくご紹介します。
画質にこだわるなら「輝度」と「コントラスト比」をチェック
画面の明るさや色のメリハリを左右するのが「最大輝度」と「コントラスト比」です。日中でも見やすく、リアルな映像体験を楽しみたいなら、最大輝度は200cd/m²以上、コントラスト比は3000:1以上のモデルがおすすめです。HDR対応機種であれば、明暗差のある映像も臨場感たっぷりに再現できます。
大人数で見るなら「視野角の広さ」も重要
斜めから見ることが多いご家庭では、視野角が広いモデルを選ぶと安心です。視野角が狭いと、角度によって画面が暗く見えたり色が変わったりすることがあります。家族や友人と横に並んで視聴する場合は、IPSパネル搭載のモデルや、視野角に関する評価が高い製品を選ぶとよいでしょう。
サクサク操作したいなら「起動時間」と「リモコン性能」を確認
使い勝手を重視するなら、テレビやアプリの起動時間が5秒以内のモデルがおすすめです。リモコンのボタン配置やサイズ、ラグの少なさも快適さに直結します。ショートカットボタン付きリモコンなら、よく使うアプリへワンタッチでアクセスできて便利です。
音質にもこだわるならレビューや評価も参考に
意外と見落とされがちなのが音質。外部スピーカーなしでも臨場感を得たいなら、低音から高音までバランスよく響くモデルを選びましょう。人の声がクリアに聞こえるか、音がこもっていないかも重要なチェックポイントです。
おすすめ
最後に、価格・性能・使いやすさのバランスが取れたおすすめモデルを紹介します。
Xiaomi TV A Pro 43 2025
最大輝度346.5cd/m²、コントラスト比3351:1の高スペックで、国内大手メーカーに迫る画質が魅力。起動時間は約3.8秒とストレスフリーで、リモコン操作もスムーズです。映画鑑賞など画質重視の方におすすめです。
GEO TGEOS-5000STK
視野角の広さと高輝度を両立したモデル。最大輝度は352.8cd/m²、コントラスト比5026:1と圧倒的。複数人で同時視聴するシーンが多い家庭向けにぴったりです。
FPD CG43-C2
2.2秒で起動する軽快さと、低音の迫力が強み。音質にも定評があり、サウンドバーなしでも満足できるレベル。寝室やサブテレビとしても活躍します。
これらの製品はそれぞれ特化した魅力があり、用途や視聴環境に合わせて選ぶのがポイントです。ネット動画視聴を快適に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。